ホームベーカリーを使えば、自宅で簡単に食パンが焼けます。
材料を入れてスイッチオンで、あとは完成を待つのみ!
しかし、具体的にはどのような材料がいるのか、注意点はないのか気になりますよね。
この記事では、ホームベーカリー超初心者さんが美味しい食パンを失敗なく作るために、必要な材料や作業工程、気をつけるポイントなどを詳しくご紹介します。
アレンジ食パンや、ホームベーカリーを使った様々なパンの製法など、ホームベーカリーの楽しみ方も簡単に解説してますので、ぜひ最後までご覧ください^^
必要な材料
食パン作りに必要な基本の材料は、
- 強力粉
- 砂糖
- 塩
- 水
- バター(無塩が好ましいが、有塩でも普通に大丈夫)
- スキムミルク(牛乳で代用可)
- ドライイースト
です。
砂糖や塩はいつも使っているものでOK
うちは↑大体こんな感じの材料を使っています。
質にこだわれば美味しい食パンになるのかもしれませんが、なんせコスパも大事なので強力粉に至ってはトップバリュです。砂糖は健康を意識して、普段から料理もきび砂糖を使っています。
材料はたまには違うものを買ってみたり、特に決まってません。
いちいち材料を揃えるのが面倒だという人は、食パンミックスが便利です。
食パンミックスで作る基本的な材料は、
- 食パンミックス
- 付属のドライイースト
- 水
自分で用意するのは水だけです!
\ 水と付属のイーストを入れるだけ!計量いらずで楽ちん /
※一番シンプルな食パンミックスの例です。
※低糖質パンミックスを買ったら、無塩バター30gと卵1個も必要でした。
HBで食パン作りの作業工程
作業はとてもシンプルです。
- パンケースにパン羽根をセット
- パンケースに材料を入れる
- コンセントを刺す
- コースを選んでスタートを押す
- しばらく待ち、焼き上がり
- パンケースから食パンを取り出し、冷ます
材料をレシピ通りに入れさえすれば、誰でも出来ます。
こね~焼き上がりは全てホームベーカリーにお任せで、焼きたてパンの完成です。
パン作りはこねや発酵が難しいけど、ぜーんぶホームベーカリーがやってくれます!
失敗しないためのコツ
せっかく作るからには失敗は避けたいもの。
誰でも簡単に出来ますが、ちょっとしたポイントを押さえておきましょう。
正確に計量する
塩・砂糖・ドライイーストなど、0.1g単位のレシピも存在します。
ちょっとの誤差で出来上がりを左右する場合も。
できる事なら、最低でも0.5g単位のデジタルスケールで計るのをおすすめします。
\ もし1g単位の買い換えなら、0.1g単位を選んでみてね /
毎回計るのが億劫だという人は、材料をあらかじめ計ってジップロックに小分けしておくと楽ちんです。
小分けの粉類にはバターやドライイースト、水は一緒に混ぜないで~
もう本当に計るのがイヤでしょうがない!という人は、食パンミックスがベストです。
水の温度
パン生地は暖かすぎると過発酵、冷たいと発酵不足になり失敗の原因となります。
なので、夏場や冬場は温度に注意が必要です。
”室温が25℃以上の時は5℃の冷水をつかう”、”水分量を減らす”など、説明書に詳しく記載されています。
酷暑の夏は粉類も冷蔵庫で冷やしておき、冬場は20~25℃のぬるま湯を使うと安心です。
なぜ温度に気を配る必要があるかというと、イーストは生き物だから。
イーストが炭酸ガスを排出すること(発酵)でパン生地が膨らみます。
イーストが活動しやすい環境を整えてあげると、うまく膨らんでくれます。
安価なホームベーカリーには外気温を計るセンサーがないので夏は失敗するという声がよく聞かれます。私が愛用するパナソニックのビストロSD-MDX4は、外気温と庫内のW温度センサーで発酵の温度を調節してくれるので、夏も冬も失敗知らずです。
▼パナソニックホームベーカリー【ビストロ SD-MDX4】の詳細はこちら。
ドライイーストの入れ方
イースト投入口がついてるホームベーカリーは、イースト投入口にドライイーストを入れます。
投入口がないホームベーカリーは、ドライイーストをパンケースに入れますが、砂糖や塩と離して置きます。
強力粉の山のてっぺんにくぼみを作って入れるのがベストです!
イーストは水分に触れると活動が始まり、塩と一緒にすると発酵しにくくなります。
特に予約タイマーで焼く場合は、絶対にドライイーストが水に触れないように置きましょう。
ドライイーストの保存方法
古いイーストや高温多湿の場所に保管していたイーストは、発酵力が弱まっていることも。
ドライイーストは冷凍庫で保存し、使ったらすぐにまた冷凍庫へ入れましょう。
焼けたらすぐに取り出す
焼けてしばらく放置すると、焼き目が濃くなったり腰折れ(上部や側面がへこむ)したりします。
なるべくすぐにパンケースから取り出すようにしましょう。
アルカリイオン水は使わない
アルカリイオン水は発酵を妨げると言われています。
ホームベーカリーの説明書にもアルカリイオン水は避けるように書いてあります。
しかし、食パン専門店「銀座に志かわ」はアルカリイオン水を使っているとか。。
試しに私もアルカリイオン水で食パンを焼いたことがありますが、普通に出来ました(笑)
とはいえ日本の水道水は軟水なので、パン作りに適しているそうです。
ペットボトルの水を使うときも軟水を選びましょう。
失敗を極力なくすために、アルカリイオン水は避けたほうが無難です。
アレンジ食パン
基本の食パンがちょっと飽きてきたら、アレンジ食パンにもチャレンジ!
難しそうに見えますが、簡単に出来ますよ^^
具材を入れる
基本の食パンに具材を入れるだけでも、とても美味しいです。
私はクルミやレーズンを入れるのが好きです。
具材自動投入機能がついたホームベーカリーは投入口に入れ、自動投入機能がついてない場合はブザーが鳴ったら具材をパンケースに入れます。
練り込み
パンケースに食パンの材料を入れる時に、紅茶や抹茶、ココアなどを入れると簡単に味変できます。
お好みのジャムや野菜ジュースなどの練り込みも、美味しさや栄養価がUPして嬉しいですね!
マーブル食パン
チョコや抹茶などのマーブル食パンが作れるホームベーカリーもあります。
見た目も味も自宅で作った食パンと思えない出来映えで感動です!
マーブルのメニューが搭載されてなくても、「具材あり」コースでスタートし、具材投入音の3~4分後に刻んだチョコレートを入れるとチョコマーブル食パンの完成です。
中級者向け食パン作り
食パンを作るのに慣れてきたら、一手間加えてパン作りを楽しんでみては^^
型を使って焼く
パン生地をホームベーカリーで作り、出来たパン生地を食パン型に入れオーブンで二次発酵と焼成を行います。ホームベーカリーでは山形食パンしか出来ませんが、食パン型を使えば角形食パンが作れます。ネコ型などかわいい形にしてみるのも楽しそうです。
天然酵母で発酵する
天然酵母とは、果物や小麦などに生息している酵母菌を培養して作る酵母です。
天然酵母パンは、ドライイーストの代わりに天然酵母を使って発酵します。
好きな果物で自家製酵母を作る事も出来ますが、ドライタイプの天然酵母(ホシノ天然酵母や白神こだま酵母など)が販売されているので、それを使うと自宅で手軽に天然酵母を作れます。
天然酵母は、添加物が一切入ってないのが嬉しいところ。
自分で穀物や果物を使って酵母を作れば、風味もそれぞれ違ったものになります。
製法にこだわる
パンの製法はいくつか種類があります。
製法の違いで、パンの食感や風味が変わるので色々試すのも面白いです。
ホームベーカリーは、全部の材料を一度に混ぜて生地を作るストレート法という製法です。
パン屋さんでよく見かける、「湯種(ゆだね)食パン」の湯種製法も実は家庭で実践できる製法です。
みんな大好きなもっちり食感で、時間が経ってもパサつきにくい食パンになります。
作り方は意外に簡単!
最初に強力粉の一部とお湯を練って、冷蔵庫に一晩(8~12時間ほど)ねかせて湯種を作ります。
そして、ホームベーカリーのパンケースに残りの材料と、湯種をちぎって入れてスタート!
一手間かけるだけで、いつもと違った食パンを手軽に味わえますよ。
その他にも、中種法やポーリッシュ法はホームベーカリーでも実践しやすい製法です。
いずれもパンの老化を遅らせるなど、手間をかけただけのメリットあり。
まとめ
ホームベーカリーはパン作りの知識や技術がなくても、自宅で超簡単に焼きたてパンが食べられる、すごい調理家電です。
美味しい食パンを作るためには、気をつけておきたいポイントもご紹介しました。
正確な計量や、夏・冬などは温度に気を配ることで、失敗が少なくなります。
とはいえ、あまり細かい事は気にせず、最初はぜひ気軽に挑戦してみて下さい。
材料をきちんと入れさえすれば、食べれないレベルの失敗はありません。
何回も食パンを焼いて、出来映えを観察してみてくださいね。
コメント